戸田を紹介シリーズby2004年1月1日沼津朝日記事より
2004年1月1日沼津朝日さんの記事に戸田のご紹介をTOPページにしていただいてます。
今回は。戸田の人が芝居好きだという内容の記事の報告です。
江川担庵も認めた芝居好き
村内には
代表的な神社が二つあり、橘姫命(たちばなひめのみこと)を祭る御浜埼先端に鎮座する
諸口(もろくち)神社、もう一つは大國主命(おおくにぬしのみこと)祭神とする
部田(部田)神社。
御浜神社とも呼ばれる諸口神社は漁業の神で、大瀬神社と同じ4月3日、4月4日祭りが行われ、戸田の地名一説にもなってる部田神社は農業の神で例祭日は10月9日。
祭り当日、どちらの神社には回り舞台が設けられ、芝居好きの村民は江戸から役者を呼んで興行を打っていたというが、現在でも歌手を呼び歌謡ショーなどが行われている。
諸口神社の位置
部田神社の位置
戸田村を領内に持つ韮山代官の江川太郎左衛門に「戸田村民は芝居好きだから、収める年貢が少ない」と言われた、との話も伝わるほどの芝居好きだったという。
海と山の幸に恵まれた戸田村は経済的に豊かだった。旦那衆は旅芸人を家に泊め、浄瑠璃や義太夫などの語りを習ったと言うし、弘法さん(弘法大師)や清正さん(加藤清正)などの季節ごとの行事も多かった。
また、
清水次郎長一家がいさば(八丁櫓の和船)で戸田をおとづれ、賭場を開帳したという。
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